つくるのはとにかく簡単。たんぱく質ペーストのグループと、麹のグループから好きなものを自由に選んで、水を加えて混ぜるだけ。あとは微生物たちがなんとかしてくれます。
※現在(2025年8月時点)はβ版として、「基本の発酵クラフトキット」のみの取り扱いとなっています。今後、ウェブ上でパーツを自由に選ぶことができるように開発をしていく予定ですので、今しばらくお待ちください。
【塩切りペーストのグループ】と【麹(こうじ)のグループ】それぞれから、お好みのパーツをセレクトしてください。
発酵ペーストとしての適正を満たすには、上記のような範囲内でセレクトをする必要があります。(※組み合わせにより、最適な熟成方法は異なります。)
今回は、サンプルとして塩切り大豆ペースト×1個と、米麹1個と、麦麹1個の3つをセレクトしました。
発酵クラフトは、塩分の調整は不要ですが、配合に応じて加水をする必要があります。(セレクトした組み合わせに応じて加水の量は分かるようになっています。)
仕込みが完了したら、配合表に記載された熟成期間をひとつの目安に、熟成を進めていきましょう。ただし、味噌の発酵は熟成環境により大きく変化します。
記載されている熟成期間は、約20℃の環境で保管した場合のシミュレーション値に基づいています。季節や保管場所によっても熟成のスピードは変わるため、必ずしもその通りになるわけではありません。
香りや見た目、味の変化を観察しながら、発酵のプロセス自体も楽しんでください。
そして何より、発酵には「ここで完成!」という明確なゴールはありません。
あくまでもあなた自身の感覚や味覚が頼りになります。
自分なりの“ちょうどいい”を見つけることも、このクラフトの醍醐味のひとつです。
今後、「この配合だとこう変化した」といった実例や記録も随時公開予定ですので、ぜひ参考にしてください。
なお、発酵中は空気と触れている表面にカビが生えることもありますし、白い膜のようなものが発生する場合もあります。
見た目で驚くこともあるかもしれませんが、発酵ではよくある現象です。
今後少しずつ説明の記事も増やしていきますが、
不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
日本各地の気候や家庭環境によって、味噌の熟成状態は大きく異なります。そこで今回、発酵クラフトの研究の一環として、地域ごとの熟成データを収集したいと考えています。
モニターの方には、Hackoh Basic Kit(基本の発酵クラフトキット)とは別に、全員同じ内容のHackoh Test Kit(テストキット)を仕込んでいただき、3ヶ月後に弊社へご返送いただきます。返送された味噌の状態を観察・記録し、今後の参考にさせていただきます。