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最後の外国産大豆

弊社の商品のうち、一般消費者の方が手に入る味噌(ネット販売や市販用の味噌)には全て国産の大豆を使用していますが、業務用では価格面でどうしても安い大豆を使わざるを得ず、外国産大豆を使用しているものがありました。

10年くらい前までは業務用をメインに製造をしていたので、今と変わらず「手造り・木桶仕込み」ではあったものの、実は全体の8割以上が外国産大豆を使用していました。
今でこそ、安心安全や地産地消という動きの中、外国産大豆は否定的ですが、長い歴史の中、外国産大豆のニーズが高まっていた時期があったのは事実です。

しかし、本日の味噌の仕込みで、外国産大豆を使用するのは最後です。
今後、業務用の味噌に関しても全て国産の大豆を使用することになります。これはここ2~3年で思い立ったことではなく、入社した時から徐々に取り組み、10年かけてようやく本日オール国産大豆へ移行することが出来ました。これは長いスパンでのひとつのゴールです。

ちなみに、値上げはしません。
これまで使っていただいた業者様に迷惑をかけないように、値上げをせず、企業努力で国産大豆100%に移行出来たことは本当に良かったと思います。
当然利益は減りますが、より安全で安心な味噌を胸を張って提供出来ると同時に、作っている私たちのモチベーションはグッと上がります。
それでいいんです。

どうか国産大豆が高騰しませんように。