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(各詳細および応募方法はページ下部に記載しています。)
☆興味のある方は必ず以下をお読みいただいた上でご応募ください☆
光浦醸造は今年創業151年目を迎える山口県の味噌醤油醸造所です。味噌醤油業界では100年を超える会社は全国的にみると珍しいわけではありません。しかしながら、地域の方々に支えられてこれまでの長い年月を重ねてくることが出来ました。
従来は地元の飲食店や学校・病院などへの味噌・醤油の業務用販売、近隣のお客様への個人販売などを中心に事業を行っていましたが、近年では小売用商品への転換を始め、県外や都市圏の需要も徐々に伸ばしつつあります。スタッフも10年ほど前には全6名でしたが、現在は27名(内パート13名)体制となっており、過渡期の真っ只中にあるといえます。
また、これまでは防府市大道にある工場一か所にて生産から事務まで全ての作業を行っていましたが、事業拡大に伴い2016年3月より乾燥工場を防府市栄町に移転しました。さらに、今月2017年10月より防府市大道駅近くに事務所機能と流通拠点を兼ねた本店が移転しました。すなわち、今後は「本店」「調味料工場(大道工場)」「乾燥工場(栄町工場)」の3か所にて営業を行うことになります。そのうち、今回は味噌や醤油、甘酒、調味料などを製造する大道工場での募集です。
事業内容については、現在のところ従来から続いてきた調味料事業と新たに開始した乾燥食品事業の大きく2つに分けられます。調味料事業については味噌・醤油の品質や生産性の向上に努めるとともに、新商品の開発により魅力的なラインナップの強化に取り組んでいます。乾燥食品事業については、乾燥レモン入り紅茶「フロートレモンティー」の生産を中心に、生産・供給体制の充実と新商品の開発をめざしています。
事業内容を見てもわかるように、弊社は昔ながらの醸造所としての「味噌醤油づくり」から「生活を豊かにする保存食づくり」へと会社の方向性をシフトしつつあります。そしてこれからは、さらに新しい事業を創出することで「日本の豊かな食文化を支える会社」へと徐々に変貌を遂げていきたいと考えています。
私たちは何かの考えや仕組み、仕入れた商品に付加価値を付けて売る会社ではなく、作ったものを売ることを生業とする”メーカー”です。そしてただ中身だけを作る食品メーカーではなく、パッケージデザインやウェブサイト、パンフレットなども可能な限り自分たちでつくっています。そういう全ての原点は「つくること」が好きであるということ。作ったものを使ってもらってお客様に喜んでもらうことが何よりの喜びです。これからもその基本姿勢を変えることはありませんので、私たちの会社が求める人材の資質としては「つくること」が好きな人というのが最低条件です。
勿論、会社である以上「つくること」だけが目的ではなく「売ること」も同じくらい大切な仕事です。売れないと作りたいものも作れません。しかし、どんなに厳しい状況であっても、逆にどんなに会社が大きくなろうとも、「売るためにつくる」のではなく「つくるために売る」会社でありたいと考えています。日々の業務の中ではたまに分からなくなることもありますが、あくまでもスタートは「こんな商品を世の中に出したい。」「つくりたい。」という欲求であり、根本的に「つくること」が好きな人でなければそのようなものづくりはできません。
「ものづくり」と言うと聞こえはいいですが、食品メーカーというのは通常同じことの繰り返しがほとんどで、クリエイティブなことを求められる機会は実は少ないです。誤魔化さず、確実に、丁寧に、同じものをたくさん作り続けなければなりません。作家さんのようにクリティカルな一品をつくることはとても難しいことですが、いつも変わらず同じものを作り続けることにもまた別の難しさとやりがいがあります。
私たちが最終的に触れたいのは「食文化」です。地味ではありますが「食文化」は作り続けること、使い続けてもらうことでしか生まれないと思っています。
醸造所の仕事というと職人技のようなことを期待されるかもしれません。もちろんそういう部分はありますが、どちらかというと「職人」ではなく「管理人」といった感覚の方が近いかもしれません。仕込みのたびに毎回ドラマチックな何かが起こるわけではなく、長年のデータに基づき麹づくりに適した環境を設定・管理してあげれば麹は出来ます。私たちの麹づくりは手作業ですので、原料の一粒一粒に人の手が触れます。心を込める場面はたくさんありますし、それが味に繋がるとも信じていますが、一番大切なのは麹菌が育ちやすいように丁寧に「管理」することだと考えています。
そのほかの調味料製造に関しても、勘や経験といった職人技ではなく、あくまでもレシピ通り、マニュアル通りに作り続けることが求められます。レストランのシェフのようにアレンジを効かせて良いわけでもありません。そういう意味において調味料づくりに「職人的」「作家的」な姿だけを求めていらっしゃる方には向きません。
ただ、管理人であるとはいえ、根本的に「食」が好き、「美味しいもの」が好き(注)でないと将来的にもより良い商品は作れません。(注:ただ食べることが好き、という意味ではなく。)日々の地道な作業に対して常に高いレベルで取り組めば、そして「食」に対して常に真剣に向き合っていれば、ふとした時に新しい商品のアイデア、商品化へのプロセスが浮かぶことがあります。小さな会社では大企業と異なり本当に良いアイデアは商品化される可能性は高いです。自分が考えたそんな商品が世の中に出て美味しいと言ってもらえるのは本当に嬉しいことですし、それを作り続ければいつか「食文化」となり、子々孫々の食を支える可能性があるということはメーカーの一番面白いところだと思います。
前述のように食品製造という仕事はいつも変わらず同じものを作り続ける、いわば地味な仕事です。だからといって、ひとり静かに黙々と作業をこなしていては工場内の雰囲気まで暗くなってしまいます。地味な職場だからこそ大きな声で挨拶をし、仲間と積極的に語り合い、協調して仕事をしていただきたいです。その結果、職場の雰囲気がよくなり、効率的な仕事にもつながると考えています。
また工場内は、夏は夏らしく暑いし、冬は冬らしく寒い労働環境です。設備や与えられる道具も最低限にも満たないものが多いです。「あれがないと出来ない」、「前の職場はこうじゃなかった。」という場面は多々あると思います。さらに、何も結果を残さなくても年々目に見えて給料が増えていくというわけではないですし、安心確実な老後が保証されているわけでもありません。そういうことを、会社としては零細企業だからといって色々と諦めているわけではなく、職場環境や待遇改善の経営努力は常にしていくつもりです。しかしそれはあくまでも業況次第ですし、例え業況が良くても直ぐに反映されるとは限りません。
そういう意味において、私たちの会社に大企業的な環境や考えを照らし合わせ嘆く方は正直言って向きません。与えられている最低限のモノと自分の知恵を使って最大限に良い成果を得られるように工夫できる人、そしてそれを少しでも楽しめるポジティブシンキングな人を求めます。
以上、会社概要と求める人物像について綴らせていただきました。
会社自体は150年の歴史がありますが、実際に新しい方向性となってからは10年程度の若い会社です。私たちの会社と一緒に成長していこう、という気概のある方がいらっしゃいましたらぜひご応募ください。一緒に働きましょう!ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
光浦醸造工業株式会社
代表取締役 光浦健太郎
味噌・醤油などの調味料製造が中心となります。麹づくりから充填作業、ラベル貼りまで、製造全般。力仕事もありますので、体力にある程度自信のある方が求められます。製造管理や在庫管理などでエクセルを使用することがあります。(入力程度)
夏は暑く、冬は寒い工場内での作業となるため、それらに耐えうる方。
場所 | 防府市台道4725 |
時間 | 8:30~17:30(60分の休憩あり) |
休日 | 日祝日・お盆・年末年始 土曜日は不定期で半日出勤有(会社カレンダーによる/年始に配布) |
仕事内容 | 調味料全般の製造 |
給与 | 月給18万~23万(能力・経験による/各種手当込) 賞与:夏8月、冬12月に支給(業況による) |
福利厚生 | 交通費一部支給(会社規定による)、社会保険、厚生年金、雇用/労働保険有、有給休暇有(入社半年以降に付与)、社販制度有り、駐車場有 |
残業時間 | 月に1~2時間程度(2016年度実績・全社員平均) |
味噌・醤油などの調味料製造の補助が中心となります。主な作業内容は、充填、ラベル貼り、瓶や桶の洗浄などの工場内での軽作業です。夏は暑く、冬は寒い工場内での作業となるため、それらに耐えうる方、また協調性をもって明るく仕事のできる方を求めます。
場所 | 防府市台道4725 |
時間 | 平日9:00~14:45(45分の休憩あり) |
休日 | 土日祝日・お盆・年末年始 |
仕事内容 | ラベル貼り、充填、瓶や桶の洗浄などの工場内での軽作業 |
給与 | 時給777円~ |
福利厚生 | 交通費一部支給(会社規定による)、雇用/労働保険有、有給休暇有(入社半年以降に付与)、社販制度有り、駐車場有。 |
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