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2次産業


(写真は工場から見える田園と麦畑です。)
私たちは基本的には2次産業であり、1次産業(農業)と3次産業(飲食業)の大切な繋ぎ役です。農家の方が一生懸命作ってくれた作物に付加価値を与え、飲食店などでより美味しく調理してもらうことが大切であり、極めるべきは、「いかに変身させるか」ということ。これまでもこれからも私たちはこの部分をよりストイックに追求していくことが求められています。

ただひとつ残念なことは、収穫する喜びと、美味しいと言ってもらう喜びをなかなか直接味わえないことです。2次産業だから当たり前だといえばそうなのですが、良いにしろ悪いにしろ、元々ある原料をセレクトすることから始めないといけないし、実は評価を直接耳にする機会は少ないものです。

スタートとゴールを味わえないもどかしさ。パスを極めるのが第一ですが、良いパサーとなるためにはスタートとゴールを経験しないと分からないことが結構あります。だから今の職業をする前に「飲食業」か「農家」を少しでも経験すれば良かったとよく思うのです。でも過去には戻れないので、そういうことを踏まえ、将来的に私たちは、原料(大豆、麦、米)を作ることから始め、最終的にお客様の口の中に入る場所を提供することまでやってみたいと思うのです。
それは決して自己満足ではなく、よりよい2次産業としての役目を果たすために。

当然、簡単に出来ることではなく、今の会社の規模ではとても無理なことですが、まぁこれはあくまでも長~い目で見てのことです。