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ス?パ?おじいちゃん

配達先に、2年前からパソコンを始められた70代のおじいちゃんがいらっしゃいます。
パソコンを始められた当時は、人差し指一本でキーボードを押されていたうえに、
電源を切るときはいつもコンセントを抜いていたという有様。
配達で訪れる度に、ぼくの分かる範囲で色々教えてあげていたものです。

2年前にそれまで経営されていた商店を閉められたので、
そのおじいちゃんとはしばらくお会いしていなかったのですが、
先日、近くに配達があったので、久しぶりに遊びに行ってみました。

そこで目にした衝撃の光景、・・・・・おじいちゃんの高速ブラインドタッチ!!

70代のおじいちゃんとは思えないほど滑らかな指先の動きで文章を入力してるんです。
目を疑いましたよ、ホント。

そのうえ、本棚にはPhotoshopやIllustrator、DTPという、専門的な本がズラリ。
趣味で写真加工を始められたそうです。

「スゴイですね!」とぼくが言うと、

「やってもやらんでも時間は過ぎていくんよ。じゃったら、やったほうがエエやろ?
出来ないと思ったら、そこで人生終わりやけ?の。」

と、(スラムダンクの)安西先生みたいな心に響く有難いお言葉を戴きました。
確かに、時間がどんどん過ぎていく不思議な感じは、年を取るごとに実感が増してきています。いつの間にか1年経っている。この繰り返しをあと2回もすればもう30歳。

足踏みしても靴底は減るんだし、どうせなら前に進んだ方がいいよな?。

いろいろ考えさせられるおじいちゃんとの再会でした。

でも、そのおじいちゃん、
「インターネットは怖いから繋がない!」というところがカワイイんですけどね(笑)。