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もやしもん世代

現在、3週間の研修に来ている別府大学発酵学科の学生君は、(勉強になっているかどうかは別として)毎日とてもよく働いてくれています。しかも発酵のこととか微生物のこととかの “仕組み” だけではなく、少し掘り下げたところまで理解していて、逆にうちの社員に教えてもらいたいくらいです。
それにしてもなぜ発酵食品に興味を持ったのかと話を聞いてみると、なにやら「もやしもん」という漫画の影響が大きかったようです。
※「もやしもん」とは微生物が見える糀屋の息子が主人公のお話で、こんなの一部の醸造メーカーの人にしかウケないだろうというようなシュールな内容なのですが、なぜかすごく人気のある漫画なのです。

僕は子供の頃、「キャプテン翼」を読んでサッカー選手になりたいと思った「キャプ翼世代」だったのですが(中学校にサッカー部がなく早々に断念・笑)、それと同じように彼は「もやしもん」を見て発酵に興味を持った「もやしもん世代」ということでしょうか?

どちらにしてもいつの時代も漫画って人生に影響を与えるなと思うのです。子どもには「漫画を見ちゃダメ!本を読みなさい!」って教育するんじゃなくて、「良い漫画を見なさい!」と教えないといけないようです。ダメだと言ったってすでに漫画は日本の文化なのだから。
・・・では僕も、子供に良い漫画を教えてあげられるように、これから漫画の勉強でもしますかね。