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自由創作いとう


徳地にある「自由創作いとう」さんへふらりと行ってきました。
以前から芸術一家がいるという噂は聞いていたのですが、こんな素晴らしい隠れ家があるとは・・・。
上の写真はギャラリー&カフェ。
家族の作品(父:木工、母:染織、長男:グラスアート、長女:服飾デザイン、次女:紙すき)が展示販売されています。

ギャラリー&カフェの隣にはガラス工房。

工房の目の前には小川が流れています。

山口県内の方ならどこかのショップで一度は見たことがあると思われるほど有名な、伊藤太一さんのヴェネチアンガラス。
伊藤さんのヴェネチアンガラスは、レースのような幾何学模様が特徴的で、見れば見るほどその作品にひき込まれます。
初めて見る人は誰もが手にとって最初の1分間「どうやって作るんだろう?」と悩まされるハズ(笑)。
※ギャラリーではどうやってこの模様が作られているか、写真で紹介されています。
その特徴的な模様は、見る者の集中力を高め、流動的なガラス作品の魅力に気付かされます。
日ごろ芸術に触れていない私でも、想像力をかき立てられ、スーッと集中力が高まっていくようです。
この引き込まれ方は、何となくイスラムのアラベスク模様を思い起こさせます。

このグラス、普通に冷たいお茶が入ってますが、とんでもなくスゴイ作品です。
グラスの点々のように見える模様ひとつひとつが小~さな気泡なんです。
しかも、ラインは不規則なのに、全ての気泡が格子状の中に入っている。。。。。
もちろん、このラインは描いているものではなく、練り込んで(?)いるものであって、、、

いや、だから、何がスゴイのかというと・・・・
なんというか、私が話すとスゴイものもスゴクなくなってしまうので(笑)、是非実際にギャラリーに行って手にとって見てみてください。

ギャラリーには先月本格オープンされたというカフェが併設されています。
お父さん作のチェアに座ると、まず太一さんのグラスでお水が。(贅沢!)
目の前の小さな川を見ながら、音を聞きながら、娘さん手作りの美味しいケーキとコーヒーをいただき、ゆっくりとした時間を過ごせました。

・・・なんだかこう書くと家族の趣味に付き合わされているようですが(笑)、全くそんなことはなく、
どれも素晴らしい作品で、芸術の初秋を楽しませてもらいました。

田舎暮らしっていいな~と、感じさせてくれる素晴らしい場所です。
お近くの方は是非足を運んでみてはいかがでしょう?

あと、なんてことないことだけど、「写真撮ってもいいですか?」と尋ねると、「いいですよ」じゃなくて、「ありがとうございます。」とのお返事。
なんというか、全体的に明るくて優しい雰囲気の御一家で、芸術家とはこんなに気さくなものなのかと色メガネを外された気分です。

ありがとうはこちらのほうです。ありがとうございました。